2尺差し(にしゃくざし)

水曜日, 10月 18, 2017



今回は、着物の寸法の単位についてお話します。
着物の寸法は、今でも鯨尺(くじらじゃく)と言う単位で構成されています。
鯨尺って何?って思われた方もいらっしゃることでしょう。
皆さまは、メートルやセンチなら知っておられても、尺とか寸などと言う単位には馴染みが薄いかもしれません。

画像:松岡姫 承華縮緬 流水 1尺1寸巾

写真の竹製の物差しをご覧ください。
呉服店や、着物のお仕立て屋さんなど和装関係には必須アイテムの、鯨尺の2尺差しです。





下段には、センチの表示もある優れものです。
この物差し、昔は鯨のひげで作られていたからそう呼ばれているとも言われています。

鯨尺の1尺は約38センチ。
鯨尺の単位は、小さいものから、厘(りん)、分(ぶ)、寸(すん)、尺(しゃく)、丈(じょう)となっておりまして、
10厘=1分。10分=1寸。10寸=1尺。10尺=1丈。
こんな感じで10進法になっていますので、そんなに難しくはありません。
弊社では、今でも当たり前にまかり通っている単位なのです。
私は、お誂の加工出しを担当しておりますが、
お客様のお誂のご発注も、この鯨尺で出しているんですよ。

ところで、
同じ尺という単位を使う大工さん。
でも、着物の鯨尺の長さとは違いますので要注意!
こちらは曲尺(かねじゃく)と言って1尺は約30.3センチ。建築関係の単位です。
大工さんが持っていらっしゃるL字型の金属でできた物差しを見たことある方もいらっしゃることでしょう。
業界が違うと、同じ単位でも長さが違っているので、ちょっと混乱しますよね。

和装は鯨尺!と覚えておいて頂ければ幸いです。もちろんご寸法は、センチでも大丈夫ですよ!

鯨尺の簡単な換算表をご用意しました。
下記のブログも、併せてご覧頂けますと幸いです。
鯨尺(くじらじゃく)の早見表

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